日本無操縦者航空機委員会
航空イノベーション推進協議会内に設置された日本の無操縦者航空機の活用環境を考える委員会です。
航空イノベーション推進協議会 無操縦者航空機委員会
AIDA Japan RPAS expert committee
一般社団法人 航空イノベーション推進協議会
Aviation Innovation Development Association (AIDA)
The Japan Aviation Innovation Development Association (AIDA) started activities in October 2018 with the aim of promoting aviation innovations covering all aspects of air activities such as aviation technology, policies and industries. It is led by Prof Suzuki (University of Tokyo). Today, it brings together all major players in Japan, including 27 world-leading companies and organisations.
一般社団法人航空イノベーション推進協議会(AIDA)は、航空に係る技術・政策・産業等に関するイノベーション(航空イノベーション)の推進を目的とし、2018年(平成30年)10月から本格的に活動を開始しています。産学官の関係者が一体となって、航空イノベーションの推進に関する情報の収集、方策の検討及び研究や、航空イノベーションの推進に関する普及・啓発などに取り組んでいきたいと思っています。
無操縦者航空機委員会
AIDA Japan RPAS expert committee
This Committee was launched as a working group at AIDA on April 2020 with ANA, JAL, HAPS Mobile, KHI, Tokyo R&D, Aerodyne, Aero Asahi, Deloitte Tohmatsu Consulting, MRI, ENRI, JAXA, NICT, JCAB, JCG, MIAC, METI, Fukushima RTF and other very motivated participants and observers for roadmapping the future with RPAS.
(Chairperson: Shinji Suzuki, University of Tokyo. Secretary-General: Hiroko Nakamura, the University of Tokyo )AIDA内に2020年4月に発足した無操縦者航空機専門家委員会です。
委員長は東京大学 鈴木真二、幹事は東京大学 中村裕子、委員には、 ANAホールディングス、日本航空株式会社、HAPSモバイル株式会社、川崎重工業株式会社、株式会社東京アールアンドデー、エアロダイン、朝日航洋株式会社、デロイトトーマツコンサルティング合同会社、株式会社三菱総合研究所、電子航法研究所(ENRI)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、情報通信研究機構(NICT)他、多くの環境整備に意欲的な企業様個人様にご参画いただいております。
オブザーバーとして、国土交通省航空局、総務省基幹・衛星移動通信課、経済産業省、海上保安庁、福島ロボットテストフィールドの方々からもサポートいただいております。
Our Activity: RPAS / UAS cat Certified
無操縦者航空機(RPAS)、その利便や効果・世界の成長を我が国に取り組むために
注目高まるRPAS- Why RPAS now?
無操縦者航空機ーRemotely Piloted Aircraft System (RPAS)
Reduce the work load of pilots is one of motivations behind RPAS development. UAS performance growth extend the imagination of use of airspace (low and high altitude) such as disaster prevention, long range delivery/monitoring service and so on.
パイロット不足により、運航停止に追い込まれる国内外のエアライン/フリートのニュースも目新しくありません。
操縦負荷低減により、定年の延長などでパイロットの確保、または、航空機運航の省人化が望まれています。RPASの技術やインフラの発展、関連法の整備により、二人体制の貨物コックピットがシングルパイロット+スーパーディスパッチャー体制になったり、完全遠隔操縦になることで、操縦負荷の低減、省人化が実現されれば、航空サービスの維持・効率化・利便性向上につながります。
また、従来の航空サービスの維持・効率化・利便性向上にとどまらない、RPAS活用による新しいサービスの創出、空の産業革命も図られています。
東日本大震災における物流や通信インフラ途絶による困難の経験や、進む過疎化や地上インフラの劣化による地方の各種サービス維持の不確かさ、渋滞やさらなる利便性を求める都市生活でのニーズ、さらに近年のドローン産業台頭による飛行制御技術や関連技術発展などが原動力となり、従来とは異なるプレーヤーや機体、そして空域が利用されようとしているのです。
委員会のビジョン - Vision of the Committee
RPAS、その利便や効果・世界の成長を我が国に取り組むために
We cultivate the environment to introduce valuable service enabled with RPAS/ UAS category Certified. Our scope covers both IFR-like and VFR-like operation.
欧米各国で進められているRPASの製造・認証・運用・安全に関する法整備、標準化作りを鑑みながら、我が国の取るべき体制/環境整備を検討していく必要があると考えています。
官公庁や通信事業・航空運送業(貨物や空飛ぶクルマ等で知られる旅客)等において期待されているRPAS活用の支援を目指し、産官学よりRPAS技術・運用・法整備に関する我が国の有識者を集め、高い専門知識を具体的な運用を想定しながら体系的に議論しています。
知見の共有、業界の要望を一元的に取りまとめての発信など、我が国に世界に通用する無操縦者航空機の制度・開発/実証/運航環境をリードしていきたいと思ってますので、今後の活動を期待していてください!
Publication
我が国における無操縦者航空機の実用化に向けた課題整理(Version 1)を2020年8月31日に発行いたしました! We published "Roadmapping for Benefits RPAS can Bring in Japan V1: Report on hearing to committee members (June, 2020)" on 31st August 2020.無操縦者航空機に関する文献紹介
List of Literatures related to RPAS
全般に関する文献
無操縦者航空機の国内外の動向や課題に関しての俯瞰に以下の文献が参考になります。
- 「無人航空機の運航技術における課題と展望 (前編)(通信 ・ 操縦方式 ・ 衝突回避における技術課題)」久保氏他 (2014)
- 「無人航空機の運航技術における課題と展望(後編) : 空域/ATMにおける技術課題・国際動向・国内動向」久保氏他(2014)
- 「無人航空システム(UAS)の基盤技術、運用、そして将来」山鹿氏他(2013)
- RPAS ConOps for International IFR Operation, ICAO
制度に関する文献
無操縦者航空機の制度設計に関して以下の文献が参考になります。
飛行申請に関する文献
日本で無操縦者航空機の飛行試験を行う際に以下の文献が参考になります。
- 「無操縦者航空機の国内運航に伴う諸条件の検討」鈴木氏他 (2018)
- 「定点滞空飛行試験成果報告書:安全管理」JAXA (2006)
- 「定点滞空試験機の航空局飛行許可」前川氏他 (2005)
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